積雪寒冷地における市街地火災対策に関する研究

2016年12月に発生した糸魚川市大規模火災に見られるように、冬季の気象条件、老朽木造家屋の密集地域の存在など、大規模火災に至る要因を持つ地域は北東北の各地に点在しているものと考えられます。また、東北地方においては、岩手県釜石市や福島県浪江町などの場所で大規模な林野火災が多発しています。こうした林野火災の消火に当たっては、地上からのアクセスや消防水利の確保などの面で制約が大きい状況があります。北東北地域における火災に対する防災ニーズを探り、その効果的な対策を立案し、地域に対し提案することを本研究テーマの目的とします。

研究代表者:工藤祐嗣