雪氷特性と災害対策に関する研究

積雪寒冷地では、融雪水・多量の降雪・凍上現象・雪崩・流氷津波など河川の洪水・建物倒壊・交通傷害・路面崩壊・吹溜り・視程障害・人的被害など、寒冷地特有の被害が想定されます。積雪寒冷地での津波による被害に関する研究は、3.11の震災以降一部で実施されていますが、災害発生時の漂流物による道路閉塞は、被害者の孤立や救急対応の遅れに繋がり人命に関わるため、早急な対策が必要となります。ここでは、漂流物や氷と構造物・道路との相互作用現象を把握することにより、早急な道路啓開対策に資する知見を得ることを目的としています。

研究代表者:竹内 貴弘