寒冷水域を含む鋼構造物の劣化機構と対策について

海岸・海洋・河川構造物に供される鋼構造物は、腐食(摩耗による腐食を含む)や漂流物の接触などにより損傷・劣化が発生します。構造物の延命化を図るには、適切な維持管理が必要となります。このためには、通常水域や冬期間結氷が発生する水域に建設される上記の鋼構造物の劣化・損傷機構を把握し、それに応じた対策を検討する必要があります。ここでは、現地調査や室内実験を実施することにより鋼構造物の劣化状況を理解し、室内実験から劣化についてのデータを評価検討し、それに応じた対策を検討することを目的とします。

研究代表者:竹内貴弘