北東北の地盤構造および地形の地域性の把握と地震被害予測・対策技術に関する研究

八戸周辺地域は、1994年三陸はるか沖地震に代表されるように、たびたび大地震により甚大な地震被害を受けており、日本の中でも地震を受けやすい地域です。地震動に起因する地震被害は、地表層付近の柔らかい地盤で増幅・伝達されて発生します。そのため地形や土質構成の影響を受ける地域性が強い現象と言えます。本研究では、地震動伝搬の地域性の把握と被災状況の関係を明らかにし、それらを活用した地震被害の予測と対策技術の向上を目的とします。また、直下型地震における断層変位による被害についても、その対策を検討します。

研究代表者:橋詰 豊